ずっとホンと一緒にいることで、ホンは私との時間をあまり重視しなくなった。『今日は○○を食べに行こうね』という小さな約束も。
だから、ホンとの距離をおきたくて、半同棲状態だったけど、私は自分の家で生活することを決めた。
ホンはそれに不満たっぷりで、でも韓国人のプライドが邪魔してるのか、「お前はそうしたいんだろ」と承諾してくれた。
離れる事によって少しは重視してくれるかと思ったのだが、ホンは相変わらず、私と一緒にいるときでも友達に誘わたら飲みに行ってた。離れた5日の間、2度連続で。
しかも・・・
ホン「これから飲み行くから。」
ハル「何で?あたしがいるのに何で?」
ホン「お前は11時に帰るって言っただろ!!お前だって自由にすればいいじゃないか!」
逆ギレして、そんな言い方するなんて。ヒドイ。
まぁ、友達だったら何でもない一言にもすぐに怒ってしまう私も、ホンからすればヒドイのかもしれないけど。
来週から2週間テストで、テストが終わったら、ホンは韓国に帰ってバイトしてちょっと稼いでくるそうだ。なので、離れるいい機会だと思った。
金曜日の午後、私はホンに「もうすぐホンは帰るでしょ?その間、一時期だけ別れない?私も冷静になって、自分を変えたいんだ。そして、9月、学校が始まったらまた答えを出そうよ。」と言った。ホンは「お前はそうしたいんだろ、俺はお前のやり方に従ってやるよ。」と。
夜、ホンがメールをくれた。『これから飲みに行ってくる。俺はいないけど、勝手に部屋に入っていいから、ハルの荷物を持って帰ろよ。』
私は、ホンはきっとすごく落ち込んでるだろうな、テストが終わるまでは、今までみたいに傍にいてあげてもいいかな。と思って、夜中の2時くらいにホンがよく行く韓国料理屋までホンを向かえに行った。
落ち込んでたらそんなに場所を変え変え飲むこともないだろうし、きっと韓国料理屋で落ち込んでるんだろうと推測して。
でも居なかった。
店員さんに聞いたら「5~6人で来て、9時くらいには出たわよ」と。
5~6人とは、ちょっと多いなぁと思ったが、たぶん一緒にいるであろうホンの友達にメールした。
ハル『秘密メール:ホンはどう?テストは受けられそうな状態?』
友達『え?どういう意味?前に絶対に受かるっとは言ってたよ。』
ハル『今いっしょじゃないの?』
友達『一緒じゃないよ。』
ハル『そっか、じゃいいよ、ありがとう。』
そうなると、一緒に飲んでるのはホンの信頼する兄貴か・・・でも、私は兄貴の電話番号を知らない。
まぁ兄貴は会社員で大人だし、遅くても3時半には帰ってくるだろうな。それまで部屋で待ってあげよう。と思って、ホンの部屋でホンの帰りを待っていた。時間は3時を回っていて、きっと、ものすごく落ち込んでるんだろうな、と思って。
時計が4時を回ったとき、私は、兄貴と一緒じゃないだろう、と感じた。
もし、サッカー仲間と飲みに行ってたら、きっとカラオケにいって女の子を呼ぶはずだ。でも、この状態で、ホンの服が香水臭くなかったら、私はホンに対する疑う心を完全に取り払おう、そう決めてた。
5時過ぎ、ホンから電話が来た。
私の家にいるそうで「ハル!お前はどこにいるんだ!何でいないんだ!」と。私がホンの家にいることを言うと、ホンは自分の家に帰ってきた。
ホンを見るとTシャツを脱いでる。
「お前の家から走ってきたんだ、暑い。なんで俺の家にいるんだ!」なんて言ってるくせに、デニムは脱いでない。
「誰と飲んでたの?」と聞いても答えない。
怪しい。
ホンはすぐにシャワーを浴び、そのまま寝室で寝た。
私はホンの脱いだTシャツを嗅いだ。
・・・・・・香水の匂い。
しかも、首の後ろ、両脇腹、デニムの膝から上。
『こんなに早く終わりが来たか。』と思って、ホンのところへ行った。
「誰と飲みに行ったのか聞いてるでしょ?答えられんの?」と聞いても、むにゃむにゃ言ってごまかすだけ。
だから、その香水臭いTシャツを持って、ホンの顔の上にかぶせて「何で香水臭いわけ!」と怒った。
ホン「何もしてないって言ってるだろ!」
ハル「何もしてないのに、何でこんなに臭うわけ!?首の辺り!女の子があんたの首に手をまわして、女の子の体はあんたの口の前にあったんでしょ!」
これ以上、ホンにチャンスをあげられないと心に決めてた私は、横向きに寝てるホンの背中を
バチーン!と叩き、ホンの体を仰向け状態にし、左手で顔を支え、右手で
ビターン!とビンタし、「何で人を裏切るわけ!これで別れるから」と言い、右手で顔を支え、左手で
ビターン!とビンタした。
ホンは泣き出して「你打我,你打我了!(お前、俺を殴ったな!)」と、感情的になってた。
殴られた事が、韓国人のプライドを傷つけたんだろうか。
私は「ホンだってあたしを殴ればいいじゃん!なんで心を傷つけるん!心に傷をつけるくらいなら、殴れよ!殴れよ!!」
私は、リビングに行って寝た。
ホンは私の所に来て「そうだ、そうだ、俺は女の子を揉んださ!女の子とヤったさ!」と言う。
ホンは、きっと興奮して開き直ってるだけで、ヤるような事はしない人だと、私は信じてる。
でも、何度も「ヤった!」と言うから、パンツを嗅いでみた。
・・・・・・パンツの前側だけ香水の匂いがする。
デニムの上から匂いって移るか?デニムは広範囲なのに、パンツは前だけ。
でも、ホンが何をしたか、以前も何をしていたか、私にとって、どうでもいいことだった。
言ったことを実行できないホン。私は、ホンを信じることは、もうしない。
ホンはきっと、悪気があったわけじゃないんだろうし。
ただ、むしゃくしゃして、友達と楽しみたくて。
でも、以前に同じ事をして私を傷つけた事を忘れて、「何もしなくても場を冷やすことはないから、安心して。」と言ったのも忘れて、今回もまた同じことで私を傷つけた。
しかも、その後の私に対する態度が、全く思いやり、誠意、反省感がないと思い。
心配して、夜中に30分かけて韓国料理屋に行った私が、ただのバカみたい。
うぇーん。
この1年2ヶ月ほどの、半監禁生活。
やっと終わった。
心はまだ痛んで涙が出てくるけど、裏切られたことはすごく辛いけど、でも、きっとこれは”小を失い大を得る”だ、と確信して、中国で、中国人と接していく生活をしていこう。
自分の傍にいてくれる人を傷つけない、って、以前以上に思えるようになった。
もう、中国で、韓国人に囲まれて韓国語を聞く生活には疲れたです。
解放の1日。
今日は”
ハル解放記念日”デス。